「結婚したら家計はどう変わるの?」――結論から言うと、自衛官の結婚は人生の中で「お金の貯めやすさ」が最も大きく変わるタイミングです。
自衛官は営内(駐屯地内)に住むのが基本なので、結婚して初めて営外(駐屯地外)に住むという人が多いです。(許可をもらって営外に住んでいる独身の人もいます。)
つまり、営内に住んでいた期間には無かった、住居費・食費・光熱費などの支払いが新たに発生するということです。
FP2級元自衛官ノフクです。
この記事では、自衛官が結婚して営外に住むことで変わるお金事情と、夫婦で最初に決めておくべき3つのルールをお伝えします。
自衛官ではなくても、今後結婚を考えている人には関係するところがあると思いますので、参考にされてください。
この記事は、「副業できない人の資産形成の3つの柱」の柱①『家計を整える』にあたる記事です。
結婚で家計はこう変わる
| 項目 | 営内(独身) | 営外(結婚後) |
|---|---|---|
| 住居費 | 0円 | 家賃または官舎の使用料などが発生 |
| 食費 | 食堂で無料 | 食堂を使うのも有料になり、食費が大幅に増加 |
| 光熱費 | 0円 | 新たに発生 |
| 支えになる制度 | 指定場所生活調整金など | 官舎・住居手当など。 配偶者の扶養手当は廃止(子や父母等の扶養はあり) |
「自衛官はお金が貯まる?」で書いた貯めやすい環境は、結婚して営内を出ると同時に終了です。
しかし、これは悲観するべき事ではありません。
営内に住んでいる間が圧倒的に貯めやすい環境だっただけで、使用料の安い官舎や住居手当など営外に住む人への支えもあります。
大事なのは、環境の変化に合わせて「貯める仕組み」を作り直すことです。

結婚後は独身時代以上に「仕組みで貯める家計」を作るのが重要です。
きちんと見直して仕組みを作り直すことで、その後の生活が大きく変わります。
夫婦で最初に決める3つのルール
①お金の全体像を共有する
資産額・ローン・保険・毎月の収支を、最初にすべてオープンにします。
夫婦とはいえ、すべて知られるのは嫌だという気持ちもあるかもしれませんが、独身の時とは違って結婚してからの家計管理はチーム戦です。
「お互いに安定した収入があるからお金の管理はそれぞれで」、という考えの家庭もあるでしょうが、妊娠や心身の不調などで状況が変化する可能性は十分にありえます。
すべてを細かく共有しないとしても、定期的に大まかな情報共有はしておきましょう。
この時に都合の悪いことを隠したりすると人生設計が狂ってしまう可能性もあるので、しっかりと向き合って話すようにしてください。
いつの間にか配偶者が多額の借金を抱えていたり、家を購入しようと思ってお互いの資産を見せあったら配偶者の資産がほぼゼロだった、となったら人生設計をイチからやり直すことになります。
②長期不在でも生活が成り立つようにする
自衛官家庭の特徴は、演習・当直・転勤で家族と離れている期間が多いことです。
生活費口座の管理・カードの引き落とし・急な支払いを、配偶者と離れていても対応できる形にしておく必要があります。
そういった場面で強い味方になってくれるのが、夫婦で共有できる家計簿アプリと、スマホからオンライン振り込みできるネット銀行や銀行アプリです。
家計簿アプリで銀行口座の残高やクレジットカードの支払いを共有して、必要な口座にオンライン振り込みできようにしておけば、離れていてもお金の面で困るといったことは減らせるでしょう。

③先取り積立を再設定する
独身時代の積立額のまま投資や定額積立貯金を続けようとすると、新生活の家計には合わないことが多いです。
一旦積立額を減らしてもいいので、数ヶ月分は収入・支出のデータを取って結婚後の家計を把握しましょう。
そのうえで固定費の見直しをして積立額を再設定すると、新しい生活に合わせた無理のない家計が見えてくるはずです。
積立額を減らすことは後退ではありません、無理せずに続けていく事が大切です。

結婚式・新居・家具と、大きい支出が連続する時期です…。
この時期は、投資より現金の確保を優先しましょう。


まとめ
- 結婚は「貯めやすさ」が激変するタイミング。環境の変化に合わせて仕組みを作り直そう
- 最初に決めるのは「全体像の共有・不在でも困らない仕組み・積立の再設定」の3つ
- 家計管理はチーム戦、まずは夫婦2人で固定費を見直そう
結婚は人生設計を見直すタイミングとしても最適です。
すでにライフプラン表を作っていた人は見直しを、まだ作っていなかった人は初めてのライフプラン表作りをして、パートナーと一緒に家族としてどういう未来に向かって進んでいきたいか考えてみましょう。



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